経営学部油井ゼミ4年（休学中）の金坂泉さんが、文部科学省「トビタテ！留学JAPAN『新日本代表プログラム』」に合格しました。2023年8月から2023年1２月までの約4カ月間、デンマークのフォルケホイスコーレ（アート・デザインスクール）に留学し、デザイン思考や映像編集デザインなどについて学びます。

このプログラムは日本の若者の留学を促進することを目的として、充実した事前研修プログラムや奨学金によって、若者の海外での活動を文部科学省中心に官民協働で支援するものです。金坂さんはダイバーシティコースに応募し、採用予定者90人に対して856人が応募する中、書類審査、面接等を突破し、見事、第15期生として合格しました。

金坂さんは国際交流センターが提供する学内英語交流スペース「English Lounge」で学生スタッフとしての活動や英語スピーチコンテストに参加するなど国際関係に関心を寄せながら、ゼミではデザイン思考による製品・サービス開発の研究を行ってきました。2022年8月には常翔啓光学園中学（大阪府枚方市）に訪問し、ゼミのメンバーと3時間のデザイン思考ワークショップを企画・運営しました。そこで同じテーブルになった中学生が無難な答えを探している振る舞いを見て、「中学・高校時代の自分と重ね合わせていた」と金坂さんは話します。人それぞれ違っていい、自由に主張できる教育を体験し、世界中に広めたいという思いが「トビタテ！留学JAPAN」に応募した最大のきっかけとなりました。

金坂さんはデンマーク留学後、インドで展開する日本の教育系ベンチャー企業でインターンシップも予定しております。金坂さんが身につけたスキルやデザイン思考による教育の広がりに期待が集まります。

後方左から3人目が金坂さん

議論をファシリテートする金坂さん