学部の特色
Faculty
Features

2つの特色

経営学部の教育理念は「理論と実践」。経営学の理論について広く・深く理解した上で、実践を重視した科目が多数用意されています。教員も、経営学の様々な理論の専門家だけでなく、企業等での実務経験を有した教員も複数所属しています。「理論と実践」の学びを両立する体制が整っています。

したがって、本学部の特色の一つは「実践に強い」ということです。理論教育がしっかりしている大学・学部は多数ありますが「実践教育」と両立させているところはあまりありません。

本学部のもう一つの特色は、「就職に強い」ということです。「実践に強い」こととも関連して、就職に強い愛知学院大学の中でも最も高い就職内定率を達成しています。しかも、そのような高い就職内定率を何年にもわたって実現しています。

このページでは、これらの2つの特徴について詳しく紹介します。

経営学部

① 実践に強い

経営学部には、実践を重視した科目が多数あります。講義科目などを通じて理論を学び、その知識を実践に適用することによって、実践を通じて知識の理解を深め、定着を図ることができます。いわば、「講義で学んだ」「教科書で得た」知識を、「経験したことがある」「使うことができる」知識に転換することを狙いとしています。

ビジネスゲーム実習

企業の研修でも使われるビジネスゲーム。
企業経営を疑似体験

先端経営講座

ビジネスの第一線で活躍する
経営者やビジネスパーソンによる講義

キャリア構想講座

公認会計士や上場企業経営者など
による実践的な経営講座

産官民提携講座

企業や官公庁、民間団体等と提携し、
専門家から現実を学ぶ

バーチャルカンパニー

企業や行政などと連携し、商品開発を
目指す実践授業

経営学部は実践科目が充実

ビジネスゲーム実習

コンピュータ上の架空の企業を経営する「ビジネスゲーム」をプレーすることを通じて、企業経営を仮想体験します。1年次の春学期に経営の基本的知識を少し学んだ後、秋学期から履修することができます。数名でチームを作り、他のチームと競いながら、企業の社員研修などでも活用されるビジネスゲームで大きな利益を上げることに取り組みます。販売価格をいくらにするか、広告費をどうするか、販売に備えてどれだけ製造するか、といった意思決定を繰り返し行い、体験的に企業経営を理解します。

先端経営講座

企業や団体などの第一線で活躍する方を外部から招き話を伺います。例えば、先端経営講座Dでは、持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)について、マネジメント、地域、企業、国際ビジネス等の視点から講義を行います。講義にはSDGsの実践や理論に通じた専門家にも登壇いただき、SDGsの枠組みや、その背景にある理論、アプローチなどを学ぶとともに、先進的な取り組み事例ついても検討します。

キャリア構想講座

経営者や公認会計士の方々による講座です。キャリア構想講座Aでは、愛知中小企業家同友会より招へいする7名の経営者の講義を通じ、企業とは社会的な存在であり、そのために経営者として経営理念を考える必要性、そしてその前提として経営者としての広い視野の必要性について学びます。キャリア構想講座Bでは、日本公認会計士協会東海会から現職の公認会計士を招き、①会計の知識を活かした職業(会計専門職)の具体的業務の内容や業務の進め方、②各種会計専門職に就くための要件、③各種会計専門職において現在取り組まれている課題や今後の問題点などを伺います。

産官民提携講座

産業(企業)、官公庁(国・地方自治体)、民間(地域住民•NPO等)との提携で開かれる講座です。産官民提携講座Ⅰでは、現役の税理士から、税制や税法、会計、税理士業務の意義と役割について学びます。産官民提携講座Ⅵでは、愛知県社会保険労務士会の現役社労士から、仕事と職場のワークルールの理解を通じて、労働法・社会保険関連の知識を実例に即して習得します。

バーチャルカンパニー

仮想の企業を立ち上げ、企業や団体などと協力して実際に商品開発などに取り組みます。起業にあたって求められる創造力、持続力、チャレンジ精神、行動力の重要性を体験的に学習します。これまでにも「なごめん」や「きしめんチップス」など複数の商品を開発し、販売しています。受講生によってチームを作り、それぞれの能力を持ち寄り、商品の開発や販売にかかわる様々な問題解決に取り組みます。

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経営学部の専門教育科目「バーチャルカンパニー」は、学生が個人やグループで仮想企業を立ち上げて経営を行う超実践科目です。講義で学んだ知識を総合して、様々な意思決定に関わります。外部の企業や団体と協力して、商品開発を行い、パッケージをデザインし、宣伝し、販売まで行います。

例えば、2020年度には愛知県の郷土食である「きしめん」の消費拡大を目指した活動に取り組みました。名古屋市内の老舗麺メーカー・角千本店ほかの企業と協働して進められるプロジェクトは、2015 年にスタート。

以来、毎年引き継がれ、2020 年11 月に京都大学で開催されたユースエンタープライズトレードフェアでは、ビジネスモデルに新規性や独自性の高かったチームに贈られる「京都中小企業家同友会賞」を受賞。2021年には新商品「きしめんチップス(みそ味) 」も販売されました。

バーチャルカンパニーについては、愛知学院大学全体のホームページでも紹介されていますので、詳しくは「こちら」をご覧下さい。

その他

他にも、オフィスでのコンピュータ利用を学ぶ「ビジネス情報リテラシー」や、実習を通じて学びを深める「経営管理実習」(ⅠA〜ⅡD)など多数の実習科目があります。また、ビジネスにおいて避けられないICT活用・プログラミングを学ぶ「ウェブデザイン」、「プログラミング」、「アプリケーション開発」も実践的な内容です。さらに、「経営統計」「経営科学」「マーケティングリサーチ」などは、実際のビジネスのデータを分析して活用する、いわゆる「データサイエンス」に通じる科目です。加えて、実践を重視した「ゼミ」(科目名としては専門演習)もあります。ゼミについては「ゼミって何だろう」をご覧ください。

② 就職に強い

本経営学部のもう一つの特色は、「就職に強い」ということ。愛知学院大学は、全体として就職に強い大学ですが、なかでも経営学部は学内でも最も高い就職内定率を達成しています。しかも1度や2度ではありません。何年にもわたってトップレベルの地位をキープしています。

その理由は、大学全体としてインターンシップ支援やキャリアアドバイザー制度など就職活動をサポートする体制ができていることに加えて、上記の「実践を重視した授業が多数あること」、そして、「経営学部独自の就職対策授業」が設定されていることです。ここでは、就職対策のための授業「キャリアデザイン」と「ビジネス英語」について紹介します。

キャリアデザイン

就職活動における最初のハードルは筆記試験です。なかでも最も多いのがSPI試験。与えられた課題を素早く理解し、効率的に処理していく能力を測定するものです。言葉についての理解力を問う言語分野と、数値を評価したり計算したりする力を測る非言語分野に分かれ、難易度はそれほど高いわけではありませんが、短時間に多数の問題を解く必要があります。本経営学部で開講している「キャリアデザイン」は、この最初のハードルをクリアするための対策を行います。

本学部の「キャリアデザイン」の特徴はまず、1年次から開講され3年次まで続くこと。就職試験対策と言えば、3年次になってから、というケースがよくありますが、本学部では1年次からスタートします。そのため、本学部の学生は、就職活動が始まる時点で、すでに就職試験対策が完了しています。このことは、就職活動において大きなアドバンテージになります。

ビジネス英語

教養科目として1年次から受講する「英語」の授業に加えて、本経営学部では2年次から「ビジネス英語」が開講されています。国際化するビジネスの世界で求められる英語力の向上を図ります。そして特に本経営学部の「ビジネス英語」は、TOEIC®試験のスコアアップを目指すところに特徴があります。TOEIC®は、多くの企業・団体において、採用時だけでなく、昇進・昇格の際の基準として利用されています。「ビジネス英語」では、TOEIC®試験で必要となるリーディング、リスニングなどの能力を高めることを通じて英語力向上に取り組みます。

本学部の「ビジネス英語」のもう一つの特徴は、授業の一環としてTOEIC®試験を受けられること。「ビジネス英語」では、授業の一環として名城公固キャンパス内で一般受験より低い受験料でTOEIC®試験を受けることができます。「ビジネス英語」は、2年の春学期から3年の秋学期までの2年間4セメスター(学期)開講され、各セメスター毎にキャンパス内でのTOEIC®試験が設定されますので、「ビジネス英語」での学びの成果を確かめながら最大4回、TOEIC®試験を受けることができます。高いスコアが就職活動にプラスに働くことは間違いないでしょう。

本経営学部の「就職に強い」状況を示すデータは、「就職・資格 」ページをご確認下さい。

ビジネス・コラボレーション

コラボレーション・カリキュラムは、行政機関や企業、各種団体と提携して、経済社会の実態を学ぶことを目指します。社会の最前線で活躍する方々を講師に迎え、多彩な講義や実習、フィールドワークが実施されます。実践的な体験と、日々の授業で学んだ知識を相互にフィードバックさせることで学びが深まり、主体的に課題解決に取り組む力を修得することができます。

[ 連携先の科目例 ]
講義名
連携先など
産官民提携講座I
愛知学院大学税法会計人会
産官民提携謙座VI
愛知県社会保険労務士会(社会保険労務士による講座)
先端経営講座C
池上彰(特任教授)
中部経済綸
財務省東海財務局
エリア・リサーチA
中部圏社会経済研究所
キャリア構想講座A
愛知中小企業家同友会(中小企業社長による講座)
キャリア構想講座B
日本公認会計士協会東海会(公認会計士による講座)
バーチャルカンパニーⅠA・ B、ⅡA・B
行政機関、企業などと連携し商品開発を行なう

学部と大学院5年間一貫教育

大学院進学を
目指す人のための飛び級制度

学部の3年生までに、一定の単位数及び成績を収めた場合には、大学院経営学研究科への飛び級制度が準備されています。通常、学部4年、大学院修士課程2年の合計6年かかるところを5年で修了し、修士(経営学)の学位を取得することが可能です。将来、税理士や公認会計士などの専門職を目指したい人には、非常に便利な制度となっています。