経営学部学生チームが 「そばくり博覧会」でグランプリ受賞!
2026年1月11日(日)、関西大学梅田キャンパス(KANDAI Me RISE)にて開催された「第4回そばくり博覧会2025 最終発表会」において、本学経営学部3年生チームがグランプリを受賞しました。
本発表会は、「社会課題とその解決への協働」をテーマに、全国の大学ゼミから参加した学生チームが、時間をかけて行った調査・考察・実践的活動の成果を発表する場です。当日は、学生の熱意と主体的な学びが随所に感じられる報告会となりました。
受賞したのは、経営学部3年生青山拓夢さん、池戸陸さん、桑原康介さんの3名と協力者として服部恋さんが加わったチームです。彼らは、春学期「先端経営講座B」、秋学期「エリアリサーチC」を連続受講し、地域に根ざした実地調査を行ってきました。発表テーマは「孤独への新しいアプローチ ― 謳わないオヤジの孤独対策 ―」で、愛知県新城市のNPO法人しんしろドリーム荘を対象に、現地調査およびインタビューを実施しました。
内閣府の調査では、孤独感が「常にある」「時々ある」と回答した人は47.0%にのぼります。しかし多くの対策は「支援する側の視点」から設計され、「孤独だから参加しなさい」という構図が、かえって当事者の自尊心を損なう可能性があることを指摘しました。現地で学生たちが耳にした言葉は「孤独対策なんかしていない」であり、当初は戸惑ったようですが、学生たちはこの姿勢に着目し、同団体の活動を「謳わない孤独対策」として概念化しました。
この「謳わない孤独対策」という視点は、同団体の活動を貫くプライドを傷つけない「プライドマネジメント」という考え方と、「きょうようときょういく」(「今日用(今日は用事がある)」「今日行(今日は行くところがある)」)を重視する姿勢から導かれたものです。これらが自発的な参加を促していることを明らかにしました。「孤独だから来てほしい」ではなく、「こんな活動をしているから手伝ってほしい」というアプローチが、参加率向上や持続的な関係形成につながっていることを示したこととなります。
同報告は、極めて高い評価を得ており、グランプリに加え、ユニーク賞、ディスカッション賞、学生オーディエンス賞も受賞しました。質疑応答では、審査員からの問いに対し、学生たちはその場の意見に迎合することなく、これまでの調査結果や現地での聞き取り内容に立ち返りながら、丁寧に言葉を選んで回答しました。
多面的な賞の受賞は、内容の独創性のみならず、議論の深さや他大学学生からの支持の高さを示すものです。学生たちが現地での対話を通じて概念を磨き上げ、社会課題への新しい視点を提示できたことは、経営学部が重視してきた理論と実践を往還する学びの成果の一つといえます。経営学部では、地域社会と連携した実践的教育を推進しており、今後も学生の主体的な探究活動を支援し、社会課題に対する新たな提案を発信してまいります。
(当日の様子:https://sobakuri.com/news/1792/)
第4回そばくり博覧会2025 最終発表会でグランプリを受賞した青山さん、池戸さん、桑原さん
