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ゼミレポート 【林ゼミ】

林伸彦 教授

成功の理由は?課題は?実例から経営を考える。

林ゼミのテーマは「中小企業の経営戦略」。企業経営に関する実例を豊富に学べることが、大きな特長である。事例研究では、地域の企業や店舗を調査するなど、フィールドワークを取り入れて研究に取り組んでいる。


【1】
ドキュメンタリー番組を題材に討論を行う、林ゼミの取り組み。戦後の日本で電気自動炊飯器を開発したある中小企業が、どのような要因によって開発を実現したのか。まずは各自自分の考えをまとめます。

【2】
映像で描かれているのは、炊飯器の開発に成功した場面まで。しかしその後、この企業は成長軌道に乗ることができず、衰退を余儀なくされました。その「限界」について考えていくのが、この講義の本当の目的。3つのチームに分かれて意見を出し合います。

【3】
「販売チャネルを持っていなかったからだと思う」「特許を取れるような独自のアイデアがなかったから」など、活発な意見が出される中で多くのゼミ生が共通して指摘したのが、大手電機メーカーの下請け企業であることの限界でした。

【4】
「では、何をすれば下請けを脱することができたと思う?」という林教授の質問に、「独自の製品開発力を持つべき。自社の強みを理解した上で独自の技術を生み出す必要があったと思います」と、ひとりのゼミ生が答えました。

【5】
「大切な視点だね。多くの中小企業に共通した課題といえる」と林教授。最後に3チームがそれぞれ、討論の結果を発表。
行動力やスピーディーな対応といった強みを活かして成功を収めたベンチャー企業が、さらに成長するために何が必要なのか。企業経営の本質を考える上での、貴重な学びの機会になりました。

POINT

実際の事例を通して経営の課題を探求できることが、林ゼミの学びの醍醐味。また、グループのメンバー同士で議論を重ねる経験も、コミュニケーション力の育成に役立ちます。3年次でのこうした学びを経て自分自身の研究テーマを見つけ、4年次の卒業論文につなげていきます。


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