多様化する社会の中で個性が問われる時代では、豊かで鋭い感性、柔軟な思考力、挑戦できる創造力を持った人材が求められています。経営学部では、幅広い教養と専門知識について、主体的に基礎から応用、発展へと段階的に学ぶことができるのと同時に、社会との関わりを重視した実践的な学びができるようなカリキュラムになっています。
経営学を初めて学ぶ人が、経営学に関する多様な科目を自主的に選択することは難しいことから、系統的に体系だった学習ができるように、以下の3つのコースを設定しています。
会社や公官庁、学校、NPOをはじめ、どのような組織であれ、そこにはヒトがいて、彼らが組織内外の人びとと相互作用をしながら、ある一定の成果を生み出している。このような組織を前提として、組織マネジメントコースでは、主に次の3つの点について深く学んでいきます。
- 組織を作り上げ、それらを調整し、動かす仕組みや方法について理解を深める。
- 組織内外における人びとの関係づくりと、組織においてヒトが成長していくにつれて生じる役割の変化と管理について学ぶ。
- より具体的な状況において、体系化されたヒトの集まりである組織をどのようにマネジメントし、成果を上げていけばよいのかについて実践的な力を身に付ける。
生産マーケティングコースは、企業の内部におけるモノの流れを中心に企業経営のメカニズムを学ぶコースである。このコースの特徴は次の通りです。
- 開発・生産・物流・販売というモノの流れを、それに沿った形で網羅的に配置された科目を受講することで体系的に学んでいく。
- グローバル化時代に応じて設置された多数の科目の受講を通じ、国際的なモノの流れを学ぶ。
- 地域経済への貢献という視点から設置された中小製造業経営に関連する科目において展開される実践教育を通じ、理論と実践の両面から企業内のモノの流れを理解させる。
この社会でいかなる活動を行うにも資金が必要となります。資金を適切に管理できなければ、その活動実体を存続させることは不可能です。資金の適切な管理に関する様々な知識や技法を習得するため、会計コースでは以下の3点をステップ・アップ方式で学習を進めていきます。
- 資金の調達・運用とその結果の計算・記録方法を学ぶ。
- 記録されたデータから財務情報を作成・表示する方法を学ぶ。
- 作成された財務情報を企業経営に活用する方法を学ぶ。