愛知学院大学経営学部における教育の特色は、「理論と実践」にあります。また、この地域において先駆ける形で就職を意識した教育にも力を入れてきました。
1-1 コース制
経営学部で学ぶ理論は実に多様です。これらを効果的で効率的に学ぶためにはその指針が必要となってきます。経営学部では、経営学に関する多様な科目を自主的に選択ができるように、3つのコースを設定しています。生産・マーケティングコースは、企業の内外におけるモノの流れを中心に企業経営のメカニズムを学ぶコースです。組織マネジメントコースは組織の生成、調整、管理について学ぶコースです。会計コースは企業活動に必要な資金の適切な管理に関する様々な知識や技法を学ぶコースです。
生産・マーケティングコース
組織マネジメントコース
会計コース
1-2 理論と実践の橋渡し
経営学部では、臨場感を持って経営学を学ぶことができるように、 インターネットを利用したビジネス・ゲーム等を用いた企業経営体験教育を行っています。理論学習では不足しがちな実践感覚を養い、理論と実践の橋渡しを行います。
2-1 連携を通じた学習
「バーチャルカンパニー」という講義では、名城公園キャンパスという都市部の立地を活かした起業家教育が行われています。地域の企業との連携によって実際の課題解決に取り組み、適切な評価を受けながらモチベーションを高めます。
「エリアリサーチ」という講義では、ソーシャルビジネスをテーマに、実務家を講師として招き、地域、企業、NPOと連携し、活動を行っています。地域密着型フリーペーパー刊行のプロジェクトマネジメントへの関与等、実践を通じて学んでいきます。
これら以外の科目でも、実務家との連携により実践的な学びが展開されています。
※主要な連携パートナー・・・西濃運輸、トランコム、愛知中小企業家同友会、日本公認会計士協会東海会、NPO全国福祉理美容師養成協会、レシピシステムなど
2-2 実習・演習でのアクティブラーニング
理論を実際の分析に活用する経営管理実習を通じて、理論を実践につなぐ体験的な学習の場を提供しています。
2年次秋学期から始まるゼミナール(専門演習)では、卒業研究を行うと共に、各専門教員のもとで多様なアクティブラーニングが実践されています。海外体験、プロジェクトマネジメント、ビジネスプラン作成・実践など、教室の中だけでは得ることが難しい多様な学びの場が展開されています。また、経営学部のゼミが集まり「ゼミナール大会」が開催されています。「プレゼン部門」「討論部門」「活動報告部門」があり、それぞれの部門で優秀な発表に対して表彰が行われます。普段は、一教員の元で展開される卒業研究や様々な活動を、多くの学生、教員の前で報告し、更なる研究と活動の洗練を図ります。
3.入学時から就職を意識した教育プログラム
経営学部では、この地域を先駆ける形で就職を意識した教育プログラムを展開してきました。在学中の資格取得に対する単位認定、インターンシップの単位認定のように学内外での学びの活動を積極的に卒業要件に結びつける試みがその一つです。さらに、それらに加え、カリキュラムの一部として、就職の意識を高め、関連する知識を学ぶ「キャリアデザイン」という講義や、就職で問われる英語力をTOEICベースで向上させる「ビジネス英語」を展開しています。